流派は違えど、楽しむ心。

みなさん、こんにちは。
センチュリー21サグチ不動産の水野です。
4月22日にお茶会に参加してきました。
今回参加させてもらったお茶会は、違う流派が集まったお茶会です。
裏千家、表千家、流派もバラバラ、年齢もバラバラ、…というか
ベテランさんばかりで私みたいな「あまちゃん」が参加してもいいのか…
と思うほど錚々たるメンバーです。
しかもお客さんするだけではなく、なんと!「桃子さんも是非点ててください」と。
「おおお。これはお手並み拝見ってことですか…」
ドキドキです。
流派が違うと、戸の閉め方、袱紗捌き、茶筅や茶杓の扱い、茶器の扱い方、全然違います。
見とれいていると、自分のお点前のときにこんがらがってしまいます。
でも、ついつい見入ってしまいます。

この日のお点前は「炭手前」から始まります。
これはぱちぱちと炭がおこる様を見せることで、いかにもあたたかくなっていただくことが目的です。
冬の手前ですので「炭手前」は今日で最後。
亭主が炭をつぐのをいざり寄って拝見します。

そして今日は私も初めて見た「紹鴎水差棚」でのお点前です。
流派が違えど、お客様に対するおもてなしの心は変わりません。
亭主のこころづかいが、茶室、道具にあふれています。
掛け軸、茶花、季節を感じることができます。
一服いただくと、ご両器の拝見があります。これは、亭主がその季節、その日にちなんだ
道具を選び使うため、お正客はその貴重な道具についていろいろ質問をします。
ここでいかに粋に、センス良く答えれるか・・・、またその会話を楽しむ時間でもあります。

そしていよいよ私の番です。
本番に強い私は、なんとかこなしました!ふぅ。
緊張しましたが、楽しく、大変有意義な時間を過ごすことができました。
今回、このような場によんでいただき、お茶の奥深さをさらに知ることができました。
また私の習っている流派「松尾流」の所作の美しさを改めて感じることができまし、
他の流派のすばらしさ、伝統や、その所作になった訳など、意味があることも知ることができました。
なんにでも言えることかもしれませんが、視野を広げてみると、自分のことも、より知れるし
自分と違ったことも受け入れられるような気がした1日でした。
先生がおっしゃった「流派が違っても、お茶を楽しむことができる」という言葉の意味が
理解できたような気がします。

平成25年4月27日 水野桃子

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