みなさんこんにちは、センチュリー21サグチ不動産の佐口悟です。
先日アップいたしました、ミャンマー視察旅行観光編に続きまして、
本日は、 現在のミャンマーの都市ヤンゴンの不動産事情について、ご報告します!
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ミャンマーでは自国通貨が弱いため、昔からお金より物という考え方があり、
特に富裕層は不動産投資を積極的に行ってきました。
そのためヤンゴンでは不動産は必ず値上がりするもので、下がることはないと信じられてきましたが、
現在ヤンゴンではここ数年で不動産価格が30%程下落しているそうです。
ただ投資家は現金で不動産を購入しているため、含み損になっていても、
日本のバブル崩壊のように経済状況がそこまで悪化してはいないそうです。
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前日の観光に続き、建築コンサルタントの長田さんにアテンドしていただき、
長田さんの会社で建築したコンドミニアムや、長田さんの所有しているコンドミニアムに、
ヤンゴン市内最大の開発地域「スターシティ開発地域」の見学をしてきました。
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ヤンゴン市内の賃料相場は、名古屋市の賃料と同等くらいですが、月給が約15,000円の一般市民では、
手が出せないので、ほとんどが一部の富裕層か外国人向けだそうです。
また、大家の力が非常に強く、簡単に賃料の値上げや退去を求められることもあり、日本と違って
賃借権等で借主の生活基盤がまったく守られていないようです。
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わたくしたちはこの日の夜のフライトで帰国しましたが、その夕方にヤンゴンで不動産事業を営む
ソーラトウンを交えてステーキハウスで、不動産仲介業についてのお話もいろいろお伺いいたしました。
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今回の視察旅行で感じたことは、ミャンマーの法整備がしっかりなされていなく、外国人がミャンマーの
不動産権利を購入することが出来ず、まだまだ不動産投資の対象としては時期早々に思いました。
ただ仏教徒の国ということもあり、みなさん人柄はよく、夜間でも治安は良いように感じられました。
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今回ミャンマーではヤンゴン市内の不動産事情を中心に視察して参りましたが、
次回機会があれば、ミャンマー北部の世界遺産巡りをしてみたいです!